エピソード1
マネトラ出演当時、ソフトオンデマンド社長の高橋がなりは歯に衣着せぬトークでズバズバと志願者たちを切っていった。
見ていて清々しさを感じるほどだったが、ここにそのエピソードを紹介しよう。
ある外国人志願者が、会場に現れた。
彼は、新しいタイプ中古車販売を始めたいという。自己資金2800万円、不足分2000万円を投資して欲しいという事だった。
話をすすめる彼はある時点で「人種差別」を口にし、自分が東南アジア人である事で差別を受けると主張する。「もし東南アジア人の自分が直接家に行ったら信じますか?」の質問に美空ひばりの息子・加藤和也は「おれはチャイナさんの方信じるよ」と返答。
それに対し、高橋は「おれは絶対信じない、さっきから話し聞いててムカついているんだ」と反論する。
理由は、その志願者は「いいことしか言わない事」、「すぐに意見を変える事」だった。
プレゼン開始直後はわかりづらかった志願者の本質も、その後の質問ややりとりでドンドンメッキが剥がれていく。
オレはこれを見て、経営者の人を見る目というか、鋭さを感じた。同時に、自分がもし投資を依頼する立場になったとき、事業プラン以前に人として受け入れられないと、何も話しが進まない事も教訓になった。
事業プランにおいても、人としても「信頼」を勝ち取るだけのものを持っていないと、人からの出資で事業をする事は難しいかもしれない。